以前このブログで紹介した、地域薬学ケア専門薬剤師についてですが、先日審査結果のメールが届きまして、晴れて暫定認定となりました。また、併せてモリワキ薬局は、地域薬学ケア専門薬剤師制度研修施設(連携施設)となりました。
地域薬学ケア専門薬剤師についてですが、背景には、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等(薬機法)が改正され、患者自身が自分に適した薬局を選択できるよう、機能別の薬局の名称表示が導入されることがあります。
①入退院時や在宅医療に他医療提供施設と連携して対応できる薬局(地域連携薬局)
②がん等の専門的な薬学管理に他医療提供施設と連携して対応できる薬局(専門医療機関連携薬局)
これらに対応する形で、薬局薬剤師を対象とした、日本医療薬学会の新しい専門薬剤師制度がスタートしました。
厚生労働省 患者のための薬局ビジョン 概要 https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/gaiyou_1.pdf
厚生労働省 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等 の一部を改正する法律(令和元年法律第63号)の概要 https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000685273.pdf
地域連携薬局に対応するのは地域薬学ケア専門薬剤師、専門医療機関連携薬局に対応するのは、地域薬学ケア専門薬剤師(副領域がん)ということになっています。
薬局の機能表示については、2021年度中の開始を目指しているらしいのですが、要件の詳細はまだ分かりません。モリワキ薬局としては健康サポート薬局、地域薬学ケア専門薬剤師(研修施設(連携施設))ということで、おそらく要件は満たせるのではないかと思っています。
健康サポート薬局のときもそうでしたが、今のところ、地域連携薬局については機能表示ということで、掲げたことで保険点数がつくということはなさそうです。ただし、地域連携薬局として何をなすかということで、評価されれば今後点数に絡んでくるかもしれません。今回の資格認定は、物好きということなのか、先見の明があるということなのか…。とりあえず認定されてほっとしていますが、これから頑張っていかないとと考えています。