中部腎と薬剤研究会の定例会のお知らせです。3/6(金)に名駅のウインクあいちで開催されます。
今回はチーム医療に焦点を当てた講演になっています。腎臓病の治療はなかなかに複雑です。たとえば心臓と腎臓には密接な関係があり、心腎連関といって腎機能が低下すると心臓病が悪化し、心臓病が悪化すると腎臓病が悪化するといったことが知られています。また糖尿病の三大合併症として腎障害があります。(残りの二つは網膜症と神経障害ですね。)腎臓はそれだけの治療ではなく、心臓病や糖尿病の治療なども合わせて行っていく必要があります。場合によっては塩分やたんぱく質、カリウムの制限など食事、生活習慣についての注意が必要になることもあり、複数の診療科、専門スタッフを交えたチーム医療をしていくことが大切になります。
腎臓特別講演の安田宜成先生は中部腎と薬剤研究会の顧問の先生でもありますが、名古屋大学のCKD(慢性腎臓病)地域連携システム寄付講座の准教授の先生で、肩書からも分かるように、CKDに関して医師、薬剤師、看護師、その他コメディカルと地域での連携におけるスペシャリストです。昨年は桑名地区薬剤師会でも講演をしていただいています。私も聞きに行きましたが、CKDの治療の内容はもちろん、実際に行っている薬剤師との連携についての取り組みや、薬剤師に期待することなどを分かりやすくお話していただきました。連携のプロだけあって、フランクでやさしい印象の先生です。今回も分かりやすくためになるお話が聞けるのではないでしょうか。ご興味のある方はぜひ参加していただけたらと思います。
認定薬剤師の単位の取得は事前登録された方のみ、となっているので、参加を検討されている薬剤師の方はご注意願います。事前登録は、こちらからできますのでご確認ください。